スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

入水鍾乳洞

あぶくま洞に行こうと調べているうちに、そのそばにもうひとつ、入水鍾乳洞というのがあることを知った。読み仮名は「いりみず」ね。じゅすいだと死んじゃうし。

しかもこの鍾乳洞、ネットで見ると常軌を逸しているらしい。

・気温は14度、水温は10度
・パンツまで全身ずぶ濡れ
・5分経ったら麻痺して冷たく感じなくなる
・四つんばいで何メートルも進む
・太っていると通れない
・命の危機を感じる人もいる

等々・・・もはや観光地ではない。5分経ったら麻痺するから平気とか、その時点ですでにちっとも平気じゃないし。でも、温泉でノンビリするはずだったのにこれらを読んだらどうしても行ってみたくなった。鍾乳洞好きの血も騒ぐ。

コースは、内部に進むに連れてA、B、Cのエリアに分かれている。Aはサンダルさえ借りれば軽装でOK、Bは濡れても大丈夫な服装と明かりが必要、Cはさらに案内人が必要。私が行ったのは平日で案内人不在のため、Bまで行くことに決意を固めて以下の服装を準備した。

・長袖Tシャツ
・七分丈パンツ
・首にタオル
・ニット帽
・ゴム草履とロウソクを現地でレンタル

もう完璧。季節的にはかなり怪しいが。

張り切って発券所に行き「Bまで」と告げると「先週の台風で増水して首まで水に浸かるよ」「全身ずぶ濡れになるよ」「水温は10度だよ」などと、すごい脅かしよう。そんなに言うなら閉鎖すればいいのに、ってくらい。でもきっと、覚悟を試していたんだろうな。事実、覚悟が必要だったし。

早速Aから潜入。洞外の気温が30度近くあったので、14度はむしろ快適だ。内部を流れる滝の音を聞きながら進むと、さっそく川が。すでに水に濡れずに渡るのは不可能である。10度の水が素足にちょっとかかって「つめたっ!」と思いつつさらに進むと、すぐにAとBの境目にたどり着いた。

Bからは川の水が噴き出してAに流れ込んでいる。Bの最初はいきなりふくらはぎまでの水深で、ざぶざぶ入るしかない。しかし素足で10度の水に入ると、足先から腰のあたりまで痛みが走って魂まで凍る勢い。進もうにも進めない。
トライしては水がかからない地点まで引き返すこと数回、もう諦めようと思った。発券所の人の「だから言わんこっちゃない」という半笑いの顔(100%被害妄想)が見えるようだし、なにより自分に負けてるのが悔しいが、どうしても前に進めない。仕方ない。

最後の最後で連れ(なぜか10度の水が全然冷たいと感じない超人)が「このまま全く服を濡らさずに帰るのはカッコ悪いので、せめて途中まで行って引き返したと思われるように腿まで水に浸かってくる!」と、ものすごく見栄っ張りなことを言うので、私だけ濡れていないのもシャクだからと腿まで水に浸かると・・・なぜか冷たくない、こともないが我慢できるし先に進めそうになってる!
どうやら逡巡しているうちに5分経過して、すっかり麻痺したらしい。土壇場で自分に負けないですんだ。ありがとう先達のみんな!

まぁ、入口でモジモジはしたけれどなんとかBに突入した。そこからは予想通り、80cmくらいの段差をよじ登ったり、20cmくらいの水深で50cmくらいの高さのところを四つんばいで何メートルも進んだり、「胎内くぐり」と呼ばれる超ナローな箇所を通ったり、真っ暗なコースをロウソクを頼りに進んだりと、プチ探検の気分を満喫。無事にCエリアの入口まで到達して引き返してきた。

なんだかんだで結局1時間くらいBエリアに滞在して、当然全身ずぶ濡れ。Tシャツは絞れるほどで、最後の頃には歯が噛み合わないほどヒエヒエになった。背中や肩はすりむいたアザができた。
でも、さすがに命の危機までは感じなかったけれど「必死にならないと乗り越えられない壁」を乗り越えたという充実感で心が満たされた。まさか普通の鍾乳洞探索でこんな思いができるなんて、正直思っていなかった。
負けず嫌いで普通に体力があるあなた、オススメですよ。私もまた行きたいもん。

次回行くときのための備忘録。
・上半身はウィンドブレーカーがあると冷えなくてよい
・下半身は膝が隠れるパンツで正解
・靴は自前のサンダルを履く方がよいかも(足が小さいので)
・ロウソクよりはクリップライトかヘッドライトのほうがよい
・ニット帽は大正解
スポンサーサイト

テーマ : 旅行情報
ジャンル : 旅行

このページのトップへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。