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森茉莉

割と本を読む。
小説は全体の1割もなくて,エッセイや論文みたいなものが多い。

ところで最近改めて森茉莉を読み返して,そっくり返っている。
あまりにおもしろくて。

彼女は森鴎外の娘(故人)なんだけど,要はものすごい審美眼を持った毒舌バーサンだ。
ものの考え方がまっすぐできっぱりと善し悪しを言う。自分を客観的に嗤(わら)う,ということもする。江戸っ子さんらしくセンスが非常に粋。
彼女の書くことは,あまりにも鋭く本質を言い当てているので,ドッキリすると同時に,可笑しい。

最近読み返していて感慨深かったのは,「偽善的(という表現だったか不確か)な笑みには反吐が出る」みたいな記述があったんだけど,その笑みの例に皇后が挙げられていたこと。
それってほぼ存在意義の否定だよ,と最初はびっくりしたが,良く考えてみれば昭和天皇のお后のことだからな。確かに恐ろしく偽善的だったような気もする。私が大人になった時には既に呆けていたので自信ないけど。

でも今,天皇家に対してこんな風に断罪できる人がいるのだろうか?
多分いないな。
20年前と比べて今の日本は,やはり天皇家へのタブーが強くなってるのかもしれない。
美智子さんは皇族に入ってからも随分「さん」付けで呼ばれていたのに,雅子さんは皇族に入った瞬間に二度と「さん」付けでは呼ばれなかった,という話もあるし。
社会の風は着実に変わっていっているのに,渦中にいると気づかなかったりするものだ。
って,あんまりいいまとめ方じゃないな。しかもオチがないな。

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