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非常時にわかること

平常時だと顕にならないことが非常時に顕になったケース、ふたつ。

ひとつめ。

わたしが地震のあった瞬間に何をしていたかというと、たまたま有休だったので浅草ROXの7階にある「まつり湯」でお風呂に浸かっていたのだ。たいへんタイミングの悪いことに。
最初は「大して呑んでないのに酔ったなあ」(昼にビールを呑んでいた)と思っていたけれど、どう考えても酔いの揺れじゃないと気づいてお風呂から飛び出し、全裸で床にうずくまって最も強い揺れをやり過ごした。少し収まったのを見計らって着衣し、慌てて会計を済ませ、シューズロッカーの鍵を受け取った。そして靴を履き非常階段でそのまま1階まで降りた。トータルで10分かかっていないと思う。

そのときは「ヤレヤレこれで一安心」と思っていた。しかし数時間経って落ち着いて思い返してみると、更衣室でオタオタしていた年配のご婦人もいたし、絶叫している外国人女性もいたし、「まつり湯」で働いている人たちは引き続き7階で対応に追われているのだ。
わたしはそういう人たちを押しのけたり、乱暴に扱ったりはしなかった。さすがにそこまで最低ではない。でも彼らに、手を差し伸べることも労いのコトバをかけることもせず、わたしさえ安全ならいいと自分の保身のみで行動してしまった。日ごろ人の役に立ちたいなあなどと漠然と思っているけれど、根本的な思想がぜんぜんなっていないじゃないか!自分の懐の浅さと身勝手さに憤りを覚えた。
自分は(今のところ)かなり身勝手な人間なのだなあと謙虚に受け止めて、今後暮らしていこう。そしていつか似たような状況で、見ず知らずの人にもっと愛情を注げるようになろう。

ふたつめ。

わたしは今週末、わざわざ新幹線に乗って、ある小規模な料理教室を受講しに行く予定にしていた。

しかしこのタイミングであいにくの地震。ドタキャン等の失礼を避けるため、地震のため受講できるかわからない旨を主催者に連絡しておいた。すると、
「こういうときこそ料理が家族を救う、電気に頼る暮らしから脱却するいい機会です」
という趣旨の返答が。もともとこういうセンスであることは了解した上で申し込んではいるのだけれど、そしてひとつも間違っていないのだけれど、感性の違いというか、違和感を覚えてしまった。

ただ、もしかすると事態の深刻さが伝わっていないのかもしれないと感じ、電気や鉄道を含めたインフラの不安定さ、日々刻々と変化する原発の状況、オットの仕事(今週いっぱい自宅待機が決定で来週以降も見通しが立たず本人も不安そうである)等々を伝え、今回は参加を見送りたいと改めて連絡したところ「大変な状態のようなので落ち着いてからまたの機会にしましょうね。連絡ありがとう」と。
今回のやりとりで感じた埋めがたい違和感と徒労感を、さらに往復の新幹線代を数万円出して増幅させに行く気はさらさらないので、キャンセルという判断は妥当だと思う。すでに事前に振り込んだ受講料が戻らない時期なので、懐は傷むが。

最終的になんのためにその事業を行っているのかって、非常時にこそ露呈するものだよね。
被害者面するつもりはないけれど、天変地異によるもので自己都合のキャンセルではない人からでもキャンセル料は受け取りたいのね、ふうんって感じ。いろいろ教えを説いている、その根底はこういうセンスなのか、と。実際そういうつもりはないのかもしれないけれど、わたしの主観ではそういう風に受け止めた。
もちろん、もしかしたら次回改めて申し込んだら考慮してもらえるかもしれないけれど、もう今後関わるつもりはない。

コメントの投稿

>けいさん

しなかったのでわかりませんが(^^;
「式が行えない」というのがどういう定義なんでしょうね。少なくとも、本当に最低限ですが、新郎新婦、家族、いるなら仲人さんと主賓、が来られないのは「式が行えない」状態とみなしてほしいです。
それと比べると、わたしの話なんてささいなことなんでしょうけれど、日ごろ善を説いているのになんだか偽善じゃない??って思ってしまったのです。

結婚式場

後半の話を読んで式場の手続きのことを思い出しました
結婚式はその一週間前くらいまでに
費用をすべて払い込むことになっています
その時に念を押されるのは
「自然災害などがあっても、式が行える状態なら
 支払われた費用はいっさい返せません」
とのこと

金額が数百万円になるものなのだから
今度の地震のあった週末に式を予定していたのに
できないこと(出席者が来られないなど)になっても
おそらく返却はされないことになります

金額が金額だけに
泣き寝入りというのも。。。

人によってはドタキャン!とかもあるでしょうから
たかが結婚式といっても
結構なリスクをともなっているのです
(しない人にはわかりませんが。。。)
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